ヒトラーをキチガイとみなして思考停止している人は世界史をほとんど知らない。
おそらくユダヤ人に対する迫害がヒトラーによってのみ行われたと思っていることだろう。
ところが歴史書を少し紐解いてみれば、ユダヤ人の迫害はヨーロッパのほとんど全土で行われ、時間的にも古代ローマ、エジプトまで逆上ることがわかる。
その迫害の歴史を以下にまとめてみよう。
- 紀元前13世紀 エジプト ラメセス2世によるイスラエル人弾圧・奴隷化
- 紀元前597年 バビロン捕囚
- 紀元前470年頃 ペルシャ帝国重臣ハマンが全ユダヤ人を根絶やしにし財産を奪い取る命令を出す。
- 紀元前160年頃 シリアアンティオコス4世エピファネス ユダヤ人弾圧
- 紀元前139年 ローマ市からのユダヤ人の追放
- 西暦70年 ティトゥス ローマ軍によりソロモン神殿破壊 ディアスポラ
- 西暦315年 皇帝コンスタンチヌス ユダヤ人を排斥する最初の勅令を出す
- 1254年 フランスによるユダヤ人の追放
- 1283年、1298年 ドイツによるユダヤ人の追放
- 1290年 英国国王 エドワード1世はすべてのユダヤ人を英国から追放するという法令を発布(グレイト・エヴィクション強制立ち退き)
- 1306年 フランス フィリップ4世によるユダヤ人の追放
- 1348年 サクソニー(ザクセン)によるユダヤ人の追放
- 1360年 ハンガリーによるユダヤ人の追放
- 1370年 ベルギーによるユダヤ人の追放
- 1380年 スロヴァキアによるユダヤ人の追放
- 1394年 フランスによるユダヤ人の永久追放
- 1420年 オーストリアによるユダヤ人の追放
- 1444年 オランダによるユダヤ人の追放
- 1492年 スペインによるユダヤ人の追放
- 1495年 リトアニアによるユダヤ人の追放
- 1498年 ポルトガルによるユダヤ人の追放
- 1540年 イタリアによるユダヤ人の追放
- 1551年 バヴァリアによるユダヤ人の追放
ユダヤ人の迫害がここまで古く、広く行われてきたことが事実であるならば、ヒトラーを批判する前にユダヤ人の事を知らなければならないのは当然のことだ。
どうしてユダヤ人はこれほどまでに嫌われ、迫害をうけるのだろうか。その原因はユダヤ人が異教徒を敵視していることにあり、彼らの根本の教えであるタルムードにある。
タルムードには以下のことが書かれている。
- ユダヤ人は人間だがゴイム(異民族)は人間ではない。
- ゴイムは常にユダヤの奴隷である。
- ユダヤ人がゴイムを殺しても無実である。
- ユダヤ人はゴイムを非難するために嘘をついてもよろしい。
- ユダヤ人は常にゴイムを騙すべく努力しなければならない。
- 最善のゴイムをも殺害しなければならない。
- ゴイムは、彼らの偶像崇拝の教義から離教させるか、さもなければ殺せ。
ユダヤ人が嫌われる理由として、『ユダヤ人がキリストを殺したから』とか『ユダヤ人は経済的に豊かなので妬まれている』という説明をする人が多い。しかしその程度のことであればヒトラーは決して虐殺などしなかったはずだ。
ユダヤ人が嫌われるのは彼らが多民族を動物と同様にみなし差別しているからだ。ユダヤ人は5000年の歴史の中でその思想を貫抜き通してきたし、全世界を支配するまで決してその考えを変えることはしない。
ヒトラーの言葉を借りれば『ユダヤ人は人類に住み着く寄生虫』ということになる。